今どきの高校生はダイレクトメールが頻繁に届くので、中にボールペンや携帯ストラップが入っているものなど何らかの特典がついていない封書は大抵ゴミ箱へ直行である。彼らの足を予備校に運んでもらうには、生徒間による口コミのような地道な浸透や「オープンレクチャー」と呼ばれる無料公開講座、さらには大学の説明会で入試問題を分析する講座が開かれ、その講座の中で自らの予備校をアピールするケースなど生徒との接点を様々な角度から試みている。中でも予備校に定着したのはフェロー制度、即ち生徒とさほど年齢差のない大学生による質問コーナーを設けた。毎日、日替わりで、化学なら理学部、英語なら外国語大学のように自分の専門分野と重なる受験科目について説明能力のある大学生をスタッフの一員として予備校内に常駐させるシステムである。
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